舞台『破門フェデリコ〜くたばれ!十字軍〜』
【作品概要】
作 阿部修英
演出 東憲司
出演 佐々木蔵之介 上田竜也 那須凜 栗原英雄 田中穂先 石原由宇 磯部莉菜子 加賀谷奏音 熊野義貴 増山海里 山崎類 渡辺はるか 六角精児
STAFF
音楽=かみむら周平 美術=竹邊奈津子 照明=原田 保 音響=原田耕児 ステージング=平原慎太郎 衣裳=西原梨恵 ヘアメイク=河村陽子 演出助手=櫻井裕代 舞台監督=林 和宏
宣伝=DIPPS PLANET 宣伝美術=東 學(一八八) 宣伝写真=渞 忠之 宣伝衣裳=宮本真由美 宣伝ヘアメイク=河村陽子 制作=冨士田卓・月館 森・上原そら プロデューサー=尾形真由美・松本あき子 製作=小林大介 企画=Team申 制作協力=アンカー
企画・製作=パルコ
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▼作品概要
実の息子も敵に回し、全世界を敵に回しても、
前人未到の道に進もうとした皇帝フェデリコの物語
佐々木蔵之介×上田竜也で中世ヨーロッパの壮大な物語が動き出す!
佐々木蔵之介が立ち上げ主宰する演劇ユニットTeam申の第5回本公演として上演された「君子無朋(くんしにともなし)」(2021年8月)。以来3年ぶりに、待望の佐々木蔵之介×阿部修英×東憲司のコラボレーションで、全てにおいて規格外の“神聖ローマ皇帝フェデリコ”の実像に迫ります。
脚本を手掛ける阿部は、ドキュメンタリー番組のディレクターでもあり、世界の歴史の彼方に埋もれ隠れた偉人たちに光を当て続けています。演出を手掛ける東は「劇団桟敷童子」の主宰を務め、ダイナミックな舞台美術で、人間関係を時に大胆に時に繊細に描き出す手腕は常に演劇界に光芒を放っています。「君子無朋」では、執務室にこもって20時間以上毎日働き続け、過労死したと言われている皇帝雍正帝の真実に迫り、真のリーダーとは何かを問う硬質な舞台として大きな評判を呼びました。
今回は、キリスト教に支配されていた中世ヨーロッパで、当時の最高権力者のローマ教皇から最大の罪である「破門」を三度!言い渡されながら、たった一人で時代の門を破り、次の時代をこじ開けた皇帝フェデリコ、実の息子をも敵に回し、敵である異教の君主と友情を育むなど誰も思いもよらない方法で前人未到の道に進もうとした男の真実とは何かを描き出します。
時代の閉塞感を一気に貫き、開かずの「門」を「破る」。現代にこそお届けしたいエンターテイメントです。
そして、己の道を突き進むフェデリコにとって唯一人思い通りに動かない男、フェデリコの息子でドイツ王ハインリヒを上田竜也が演じます。ハインリヒは父とは正反対の道に進み、老獪なるローマ教皇グレゴリウスと結託。父に叛旗を翻し、皇帝の座を奪い取ろうとします。この父子の対立と確執はどこへ向かうのか。
佐々木×上田の競演にもご注目ください。
異端の皇帝フェデリコに佐々木蔵之介、その息子ハインリヒには上田竜也が登板! 共演には那須凜、栗原英雄、田中穂先、石原由宇、六角精児と豪華実力派キャストが集結!
本作品で、主演を務めるのは、情熱溢れる演技で多くの人を魅了し、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍し続ける、日本演劇界には欠かせない存在の佐々木蔵之介。 既存の権威は全て無視、己の眼で見た事しか信じず未来への重き扉を1人で無理やりこじ開けた、破門皇帝・フェデリコを演じます。 そして、フェデリコと対峙する息子ハインリヒを演じるのは、アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する上田竜也。初共演の佐々木と父子の確執を描き出します。 さらに、この豪華な二人の競演に花を添えるのは、イスラム教の聖地エルサレムを奪還すべく十字軍の遠征に執念を燃やす、カトリック最高権威者ローマ教皇グレゴリウスを、その確かな演技力とおかしみで独特の存在感を放つ六角精児。 また、時空を超え、世界の行く末を見守り続ける常闇の一族の末裔イザベルを「第29回 読売演劇大賞杉村春子賞受賞」の那須凜。 フェデリコが唯一人心を通わせ、心震わせた心の友イスラムの君主アル・カーミルを栗原英雄が、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で見せた哀愁と知性を漂わせながら演じます。 さらに近年話題の舞台への出演が続く「劇団柿喰う客」の田中穂先、東演出の舞台でひときわ活躍する石原由宇と、独特様々なジャンルで活躍する豪華実力派キャストが集結しました。
未だかつて描かれたことのない前人未踏の皇帝の物語。キリスト教徒とイスラム教徒の戦争、200年にわたる十字軍の遠征、この果てしないと思われた戦争を10年という限定ではあるものの、フェデリコは一滴の血も流さず、とめてみせました。そこにどんな真実が隠されていたのでしょうか!! 今に生きる私たちのそばにある「戦争」そして「平和への願い」。求めるべき答えを探すきっかけになる壮大な物語に、どうぞご期待ください。
13世紀、中世ヨーロッパ。
神聖ローマ皇帝となったのがフェデリコ2世(1194~1250)。
100年やっても決着しない戦争の無駄に気付き、得意のアラビア語を駆使し敵の長と「文通」。
十字軍を停戦し奇跡の平和を築く。だが神の意に沿わぬ和平は教皇の怒りを生み、 中世最大の罰「破門」(戸籍抹消。社会的な死刑)を受ける事に。
“神の代理人”教皇との罵詈雑言の応酬や、父が天才すぎて理解できぬ息子の悲哀と確執 その父子の対決と理解の長い旅路は、世界に何をもたらすのか…
『破門フェデリコ』の壮大な物語が始まります。